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Secret of Acco 〜秘密のアッコたん〜
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多趣味人間のため、思いつくまま何でもありのブログになると思いますが、どうぞよろしく^^
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感想 『幻影の都市』

2012/01/31 11:13
ル=グウィンのハイニッシュ・ユニバースシリーズもの。

『辺境の惑星』の姉妹編ともいうべき作品。

物語の前半は、記憶をなくした青年フォークが、自分は何かを探し求める旅である。

《全世界連盟》を倒した人類の敵シング、と教えられたフォークではあるが、旅で出会った一人の女性は、シングは敵ではない、と言う。

果たしてシングは敵なのか味方なのか。

物語の後半は、青年フォークの生い立ちが明らかとなり、いよいよクライマックスへと進む。
前作『辺境の惑星』を読んだ読者なら、アガドとロルリーたちの、その後の世界に思いを馳せることだろう。

ハニッシユ・ユニバースシリーズではおなじみの“心話”の熟練者同士による、緊迫した精神戦がおもしろい。
オリイよ、もうちょっとしっかりせい!と檄を飛ばしたくなった。


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感想 『辺境の惑星』

2012/01/27 12:31
ル=グウィンのハイニッシュ・ユニバースもの。

『ロカノンの世界』に続く長編第二作ということで、古い作品である。
私は、この頃のグウィンの作品が好きだ。

若々しくて、楽しくて、夢に満ち溢れていて、それでいて彼女らしい世界観が散りばめられている。

この『辺境の惑星』は、彼女の作品にはめずらしく、恋愛が出てくる(決して恋愛小説ではないところがグウィンなんですよね)。

原住種族ヒルフであるトバールと、他の惑星からやってきたファーボーン。
両者はお互いに相手を「人間」とは見做さず、付かず離れずの関係でいたが、共通の敵“ガール”に立ち向かうことで、その関係に変化が訪れる。

トバールの娘ロルリーと、ファーボーンの頭アガトとが、許されぬ異種族間での恋愛に落ちる。
でも異種族で子供持つことは出来ないとされる。
ましてや、北方からガールが攻め入っており、明日をも知れぬ命。

恋愛を楽しむ間もなく、戦いに巻き込まれていくファーボーンとトバールの人たち。
ついに長く厳しい冬が訪れ、戦況も変化していくが・・・・・・。


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感想 『世界の合言葉は森』

2012/01/21 12:40
ル=グウィンのハイニッシュ・ユニバース・シリーズもの。

表題作の『世界の合言葉は森』は、ル=グウィンおなじみの二つの異なる文化の対立を描いている。

先住民であるアスシー人は、木材調達にやってきた地球人の奴隷にされ、人間扱いされず理不尽な生活を強いられていたが、とうとう反旗を翻す。

地球人であるデイビッドソンは、筋肉バカの最低な男。

もっとこてんぱんにやつけちゃえばいいのに、と思うのだが、そうはならない。

夢見の世界と現実世界の二つの世界を持つ不思議なアスシー人の哲学が興味深い。

『アオサギの眼』も先に地球から移住してきたシティーの者(祖先は犯罪者)と後からきたシャンティータウンの者(祖先は平和主義者)との争い。

シティーの人間は、男性中心社会の支配的な文化。

一方のシャンティータウンは、話し合いで解決する平和主義者。

シャンティータウンの人たちは主に農作業をし、シティーに供給。

シティーはその見返りに海産物や道具類などをシャンティータウンへ供給するという、平等な取引をしていたが、やがてシティーは取引内容をケチるようになり、不公平な関係になっていった。

シャンティータウンの人たちは、新しい土地を見つけ、自分たちの町をつくろうとするが、シティーの反対に会う。

武力で押し切ろうとするシティと、話し合いで解決しようとするシャンティータウン。

単純な男性たちより、女性たちのほうが生き生きと描かれている。


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感想 『風の十二方位』

2012/01/11 00:00
ル=グウィン初期の短編集。

17話収録されているが、ハイニッシュ=ユニバースに属するもの、ゲド戦記の世界観に属するもの、“心の神話(サイコミス)”に属するものが主である。

それぞれ短編小説として完結しているものもあるが、殆どは彼女の壮大なハイファンタジー世界からこぼれ落ちた小さな結晶のような存在であり、長編小説を違った角度からアプローチしたり、違う時代から描いてみたり、というような位置づけとなっている。

異なる価値観がぶつかった時にどうなるのか、という彼女の主題がさまざまな短編の中で表現されていて興味深い。


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感想 『ロカノンの世界』

2012/01/04 01:38
ル=グウィンの長編第一作ということで、期待を込めて読みました。

作品の位置づけとしては、ハイニッシュ・ユニバースシリーズにあたり、科学者ロカノンが辺境の惑星で体験する事柄がストーリーとなっています。

この作品には、後の彼女の作品に登場する様々な小片が散りばめられていることに嬉しさを感じました。

ハイニッシュ・ユニバース物語の背景や、登場する小道具はもちろんのこと、たとえば、南の高い山に住む謎の古き人。これは『西のはての年代記U ヴォイス』に出てくる謎の存在の原型であろうと思いました。

また物語時代も実に颯爽と軽いテイストで書かれており、後年の重厚な作品よりずっと読みやすい良質のファンタジーでした。


ロカノンの世界 (ハヤカワ文庫SF)
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2011年の読書メーター

2012/01/01 18:01
2011年の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:10781ページ
ナイス:45ナイス
感想・レビュー:18件
月間平均冊数:2.4冊
月間平均ページ:898ページ

所有せざる人々 (ハヤカワ文庫SF)所有せざる人々 (ハヤカワ文庫SF)
ちょっと難しかった・・・物理学の話とか頭がついていけませんでした(泣) もう一回読めばわかるかも・・・。 やっぱり日本文化がチラホラ垣間見えるル=グウィンですね。嬉しくなります。
読了日:12月07日 著者:アーシュラ・K・ル・グィン
天使と悪魔(下)天使と悪魔(下)
純粋にエンタテイメントとしておもしろかった。さらに、キリスト教や美術、最新テクノロジーの知識もふんだんに取り入れられ、読み応えがあった。 もうイルミナティっていないんですね。それだけ科学が堂々と物を言える時代になったということでしょうか。 もう一度ローマを旅行したくなりました。
読了日:11月08日 著者:ダン ブラウン,越前 敏弥
天使と悪魔(上)天使と悪魔(上)
読了日:11月03日 著者:ダン ブラウン,越前 敏弥
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
この手の小説はありきたりなんだけれども、それでも好きだ。母は偉大である。それでいいじゃないですか。真正面からの直球ストレートでいいじゃないですか。 戦争を体験した時代の人は、やっぱりスゴイと思う。今時の40〜50代は、何てしょーもないんだろうって思ってしまう。若いもんはお腹を空かせている、だからおいしい手料理を腹いっぱい食べてもらう。リリーさんの仕事仲間が、おかんの手料理を求めて集まってくる、食卓を囲んで人の輪が出来る、素敵じゃないですか。 自分も親孝行しなくちゃあかんって思う一冊でした。
読了日:10月30日 著者:リリー・フランキー
闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))
ゲド戦記で有名な、ル=グウィンの他の小説も読んでみようと、数々の賞を受賞したこの本を手に取ったのですが、彼女のハイニッシュ・ユニバースシリーズの中の、最後の作品だったのですね。それを知らなくて、最初にこれを読んでしまったのは失敗だった。それだけ、物語の舞台設定がハイレベルで奥行きが深く、まさにル=グウィンらしいです。 今更ながらですが、彼女の描くファンタジーって、決して陽気ではないですよね。どちらかというと、マイノリティを中心にした、東洋的な思想がちらほら垣間見られますよね。ますます好きになりました!
読了日:10月14日 著者:アーシュラ・K・ル・グィン
パワー (西のはての年代記 3)パワー (西のはての年代記 3)
最初に想定していた結末とは全然違っていた。もっとガヴィアの持つパワーが増強されて、奴隷社会に風穴を開ける、というストーリーになるかと思いきや、意外と静かな終わりかただった。二つのパワーのうち、一つを選んだからなのかな。
読了日:09月14日 著者:アーシュラ・K・ル=グウィン
ヴォイス (西のはての年代記 2)ヴォイス (西のはての年代記 2)
一神教vs多神教という構図は、キリスト教・イスラム教vs仏教・ヒンズー教という現実世界にも当てはまる。"vs"というのは正確ではないか。一神教は争いを招きやすく実にやっかいだ。 文化の違いを乗り越えて手を携えることが出来るかどうかは、リーダーたる者の力量に負う。自国の民を深く理解し、相手の立場をおもんばかる。 そんなことを考えさせられる一冊だった。
読了日:08月27日 著者:アーシュラ・K. ル=グウィン
ギフト (西のはての年代記 (1))ギフト (西のはての年代記 (1))
久々に良質のファンタジーを読ませていただきました。ギフト・・・恩寵、贈り物、という意味に使われるが、恐ろしい能力を授かることも、またギフトであって、諸刃の剣のようである。隣国同士がいがみ合う世界にあっては、他国を恐怖に陥れることが出来るギフトを持っていることが、自国を護ることに即繋がることになる。まるで現実世界の「核」のような存在だと感じた。
読了日:08月19日 著者:アーシュラ・K. ル=グウィン,Ursula K. Le Guin
必要になったら電話をかけて The complete works of Raymond Carver (8)必要になったら電話をかけて The complete works of Raymond Carver (8)
読了日:08月17日 著者:レイモンド カーヴァー
">" align="left" border="0" style="margin:0 5px 5px 0;">">英雄を謳うまい THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND<7>
読了日:08月10日 著者:レイモンド カーヴァー
象・滝への新しい小径  THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈6〉象・滝への新しい小径 THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈6〉
読了日:06月26日 著者:レイモンド カーヴァー
水と水とが出会うところ/ウルトラマリン The complete works of Raymond Carver(5)水と水とが出会うところ/ウルトラマリン The complete works of Raymond Carver(5)
読了日:05月30日 著者:レイモンド カーヴァー
なつかしく謎めいて (Modern & classic)なつかしく謎めいて (Modern & classic)
恐らく空港で退屈な時間を持て余していた時に思いついたであろう次元間移動法という発想。空港での理不尽な足止めや窮屈な待ち時間がたまらなく嫌だったのだろうか、その反動のように、一つ一つのエピソードが自由に羽ばたいている。お気に入りは「アソヌの沈黙」「渡りをする人々」「眠らない島」。
読了日:05月03日 著者:アーシュラ・K. ル=グウィン
ファイアズ(炎)  THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈4〉ファイアズ(炎) THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈4〉
第4巻には、短編小説の他、エッセイと詩が収められている。エッセイは、彼の生い立ちや考え方を知る上で、とても参考になる内容である。また詩については、ドキッとさせられるような、少し毒を感じる作品が印象的だった。
読了日:04月24日 著者:レイモンド カーヴァー,Raymond Carver,村上 春樹
ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルIIIジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルIII
ようやく読み終えました。黒、グレー、白のグラデーションの寒々しい世界、この雰囲気の味わい深さが、ようやくこの第3巻で理解できたような気がする。最後まで、敵と味方がわからなかったし、そもそも、そんなものは無いのかも知れない。誰もが敵に成り得たし、そこが先の見えないおもしろさだったのかも。正直、1巻目と2巻目を分ける必要なかっったのでは?と思ってしまう(長すぎて・・・)。
読了日:04月05日 著者:スザンナ クラーク
エ/ン/ジ/ンエ/ン/ジ/ン
中島京子さんの作品はとても読みやすい。それでいて内容にひねりがあって飽きさせない。69年から70年代に青春を送った人たちの激動の時代の話はよく耳にするので「ラブ&ピース」的な礼子先生の生き方はよく理解できました。何かと暗い話題が多かった時代にもかかわらず、礼子先生は未来を信じて生きてきた。一方でエンジンは絶望して山に篭ってしまったのかな。肝心のエンジンは登場せずに、彼をかつて知っていた人たちを(奇跡的に?運命的に?)見つけ出し、情報のカケラを紡いでいく。その中で自らを振り返り、大人になっていくのだなぁ。
読了日:03月30日 著者:中島 京子
ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルIIジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルII
2巻目読了。まだのめり込めない。本筋から離れているエピソードがやたらに多いせいか?(第3巻を読んでみないことには何とも言えないが・・・)。さっさと話が展開してくれれば良いのだが、ようやく最後の章でそれらしくなってきたように思う。
読了日:03月26日 著者:スザンナ クラーク
ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルIジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルI
主人公たちは皆、大人なので、これは大人向けファンタジーなのだろう。最初、シリーズものかと思って購入したが、全3巻で完結するのだと買ってから判明。なるほど、第1巻が序章の位置づけになっているのも頷ける。ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル、相反する性格の二人が、今後どうなっていくのかが楽しみである。
読了日:03月21日 著者:スザンナ クラーク
月と蟹月と蟹
直木賞受賞作に惹かれて読んだ、はじめての道尾作品。子どもの持つ残酷性は、自分自身を護る術なんだと気付いた。それは子どもだけじゃなく、大人にも当てはまるのかも知れない。誰しも身体深くにささっている釣り針を抜けずに、何重もの殻で身を守っているのかもしれない。ヤドカリは殻を脱ぎ捨ててカミとなった。蟹は殻をまとった自分の醜い姿に慄いた。人は打ちひしがれるような出来事に会うと、必死にその理由を探すが、彼らの両親の死、虐待、母親の恋愛、など説明がつかない出来事は、時として子どもたちを恐ろしい殻の中に閉じ込めてしまう。
読了日:03月17日 著者:道尾 秀介
夢の書(下)夢の書(下)
読了日:03月14日 著者:O.R・メリング
夢の書(上)夢の書(上)
読了日:03月13日 著者:O.R・メリング
光をはこぶ娘光をはこぶ娘
読了日:03月07日 著者:O.R・メリング
夏の王夏の王
読了日:03月02日 著者:O.R・メリング
妖精王の月妖精王の月
読了日:02月27日 著者:O.R・メリング
大聖堂 THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈3〉大聖堂 THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈3〉
初期の作品はどちらかといえば、どうにも行き詰ってしまった人達をありのまま描きだし、最後までそのままの距離を保ったまま、ふっと切り捨ててしまう、といった感じがしたが、この『大聖堂』では、より温かみのある視線が登場人物に投げかけられているように思われる。一番好きなのは表題作の『大聖堂』。
読了日:02月26日 著者:村上 春樹,レイモンド カーヴァー
トムは真夜中の庭でトムは真夜中の庭で
子供のための良質なファンタジー。イギリスの広い庭が舞台ですが、お庭の描写がとても繊細で美しい。女の子はだんだん歳をとっていき、少女の頃の気持ちを徐々に失っていく。きれいで澄んだ川もやがて工場の廃水で汚染され、遊べなくなっていく。美しかった庭もすっかりコンクリートで埋め固められ、殺伐とした風景と化してしまう。どれも仕方の無いことかも知れないけれど、物語のラストに救われました。思わず涙が出てしまった。
読了日:02月19日 著者:フィリパ・ピアス
翼のある猫 下翼のある猫 下
帯に惹かれて買ってみたが、物語の背景設定が中途半端なため、よく理解出来なかった。ストーリー自体は興味深いが、たまにある独特の言い回し(例えば「イェリコに続くヤッシェ」など)が意味不明のため気になって仕方がなかった。オランダ人ならすんなり受け入れて読めるのか?私たち日本人には文化が異なるためよくわからないのか?ずっと気になって仕方が無かった。もしそうであれば、もう少し注釈があっても良かったのにと思う。
読了日:02月13日 著者:イザベル・ホーフィング
翼のある猫 上翼のある猫 上
読了日:02月07日 著者:イザベル・ホーフィング
乳と卵乳と卵
オンナにしかわからない小説でしょう。私も初潮を迎えた時、「めでたい」という周囲の反応が嫌で嫌でたまらなかった(こういう女子、案外多いのかもね)。命を育む母体、子宮、卵子、それらを毎月リセットする月経。だらだらと口語調で綴られる文体は、読み進めていくうちにだんだんと慣れてきて、心地よい波となってくるようだ。
読了日:01月03日 著者:川上 未映子

2011年に読んだ本まとめ
読書メーター

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12月の読書メーター

2012/01/01 17:59
12月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:513ページ
ナイス数:4ナイス

所有せざる人々 (ハヤカワ文庫SF)所有せざる人々 (ハヤカワ文庫SF)
ちょっと難しかった・・・物理学の話とか頭がついていけませんでした(泣) もう一回読めばわかるかも・・・。 やっぱり日本文化がチラホラ垣間見えるル=グウィンですね。嬉しくなります。
読了日:12月07日 著者:アーシュラ・K・ル・グィン

2011年12月の読書メーターまとめ詳細
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